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ディープなアメリカ: 事件

Michael Brown | マイケル・ブラウン
18歳黒人少年の警官による射殺事件

Justice for Boys shot by adult w/gun

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High-Profile Case & Trial / よく知られている事件と裁判

マイケル・ブラウン: ミズーリ警官の18歳黒人少年射殺事件

Who's Michael Brown?


Michael Brown

Michael Brown / マイケル・ブラウン
(05/20/1996-08/09/2014(18歳) / 殺害者:Darren Wilson(1986生 | 当時28歳) / Ferguson, St. Louis, MO / Source: msnbc TVニュース番組 + References)




ミズーリ州(中西部)セントルイス郊外ファーガソン、近所で友達とjaywalk(交通規則を無視した道路横断)中、警官にsidewalk(歩道)に行く様言われた事からやり取りがエスカレートし、警官は発砲。

友達によると、マイケルは、両手を挙げ警官の方に向いたにも関わらず、車から降り、数発倒れるまで発砲し殺害した。(*1)

警官の名前(1週間後)、発砲数(*2)、事件詳細がなかなか発表されず、徹底調査が終わるまでは、事実詳細は明確ではないものの、丸腰の黒人少年が日中近所で白人警官に何発も撃たれて殺害した事、死体を長時間道路に横たわらせていた事、又、両手を挙げているのに射殺したとの何人か目撃者の発言が、市民の怒りを買い、抗議運動の始まりとなった。

初め、一部の良識のない人達による暴動とその逮捕もあり、ミリタリー化し武装した警官達は、静かな抗議運動をしている人やメディアにまで催涙ガスを連発。国際的なニュースとなる。

This Page Uploaded on 08/28/2014

黒人少年射殺事件詳細

Black Teenager Shooting Case Details

:: 事件の流れ ::

08/09/2014、土曜日の午後、近所で友達ドリアンと道路を歩いていた所、パトカーで巡回中のウィルソン警官に歩道に行く様にに注意された事から始まり、警官は発砲。目撃者と警官の証言が異なっているので、真実は明確ではないが、下記は、現時点での証言だ。

ドリアンによると「マイケルは撃たれ、両手を挙げ警官の方に振り向き、"I don't have a gun. Stop shooting!「銃は持っていないから撃つなよ!」と言おうとした様だが、言い終える前に)、数発発砲し、動物を殺す様に殺された。」との事。

別の目撃者達によると、「警官が車で2人に寄り、車の窓からマイケルを掴もうとし、その後車の中から発砲、車から出て来て、マイケルを追い発砲、マイケルが両手を挙げてよろめきながら、警官の方を向くと完全に倒れるまで発砲した。」との事。

FBIはCivil Rights Investigation(公民権の捜査)を開始し、オバマ大統領は、家族に追悼の意を表し、US Dept. of Justice(司法省)が捜査をする事を約束した。


08/15、ファーガソン警察署長は警官の名前とウィルソンは危険回避で街を離れている事、同時に、マイケルが近所のコンビニでcigarillo(シガリロ: 細巻きの葉巻)を万引きし、店員を威嚇している様子のビデオを公表、更なる物議を醸した。

万引きでウィルソン警官が追跡した様に思わせたが、同日数時間後にもう1度会見をする事となり、記者たちの質問に、警官は万引きの件を知らなかった事、あくまでも当初のマイケルへの接触は、道路を歩いていた為である事を明確にした。(ビデオには、前述の友人ドリアンも映っているがこれは別件。又、仮に万引きの容疑者としての尋問だったとしても、「もし」両手を挙げたのであれば、その時点で発砲すべきではないものだ。)

又、警察の会見によると、どちらかの1人が警官をパトカーに押し込み、車の中で暴行し、銃の取り合いとなり1発発砲した、と発表。(*3) 又、全部で何発撃ったのかは明確にしなかった。


公民権運動で長年闘い続けるアル・シャープトン師も家族に呼ばれ、両親と共に、暴動騒ぎでマイケルの名を汚す事のない様市民に話す。又、事件後の暴動騒ぎ・抗議運動から市民の怒りを鎮める手助けをした人で、知事から指名されたのハイウェイ・パトロール警官のキャプテン(Ronald Johnson)は黒人で、彼の今回の事件への取組み方とその余波に関するコメントを短時間聞くだけで、 ファーガソン市民がすぐに彼を信頼するのが理解出来る、良識ある心温かい大きな存在感のある人だ。

市民の多くが彼を歓迎し、一緒に抗議運動者達と歩き、過激な運動は沈静化した。08/24の日曜日の葬儀後の抗議運動が心配されたが、Rev. Al Sharpton(アル・シャープトン師)、ジョンソン・キャプテン、そして何よりも両親の願いで、マイケルの名前が暴動として覚えられない様、又マイケルが静かに眠る事が出来る様、懇願した。葬儀後の日は多くの人が恐れた様な暴動・抗議運動はゼロ。


真実がどう明るみに出るのか・・・、起こった事件と悲しみを元に、同じ事件が起こらない様、又、背景に多々ある問題を改正する良い方向に向かいたいものだ。

殺害されたマイケルは、高校を卒業したばかりで、「翌週月曜日からカレッジ(Vatterott College: 技術専門学校)に通う事になっていたのに祝う事も出来ない。」と母親が一番最初のインタビューで涙ながら話していた。


:: 問題点 ::

1. Race Relations / 人種問題

Racial Profiling(人種分析、人種による差別)をしていると問題になった事があり、州は、交通規制で車を止める時に、警官は毎回人種を記録する事が何年も義務付けられていた。 ファーガソンの67%は黒人ながら、53人の警官中、黒人警官は3人のみ。(*4)で、住民の人口数に全く比例せず、警官の数は圧倒的に白人が多い場所で、統計によると 白人より確実に黒人を止めるケースが多い事が明らかだった。

又、黒人というだけで、プロファイル(分析)され、不当な扱いを受ける事が余りに多すぎる為に、子供たちに、車を警察に止められたら、 両手を窓に置いておかないと、変にポケットに手を入れようものなら、撃たれる可能性がある事を教えなければいけない、と話す黒人両親が多いのも事実だ。

毎月の様に不当な不正な不平等な事件・裁判があるが、殆どの場合ニュースにもなっていない。

ピューリッツァー賞受賞者のワシントン・ポスト紙の黒人ライター、Eugene Robinson(ユージーン・ロビンソン)は、語る:

"To be young, male and black in America means not being allowed to make mistakes. Forgetting this, as we've seen so many times, can be fatal."
(「アメリカで、若く、男性で、黒人でいる = 間違えが許されない事を意味する。多く見かける様に、これを忘れると、命を落とす事になりかねない。」)
(*4)


2-a. Police: Law enforcement Brutal Injustice / 警官: 法執行機関の野蛮な不正[不法行為]

世の為、人の為、町の為と誠心誠意で業務に就く警官・法執行官もたくさんいる。命がけで危険な業務に就く日々を繰返し、市民の助けになる警官達。一方で、腐敗していたり、野蛮だったり、良識がなかったり、訓練されてなかったり、公正な判断が全く出来ない警官も多いのも事実で問題視されている。

良識がなく腐敗した不公正な野蛮者で訓練されていない未熟なヒトが警官で、そんな警官に武器を持たせるととんでもない事になる。

何か起きた際は、警察・法執行機関ぐるみで、真実を隠そうとする。

携帯電話などのビデオ機能が発達したお陰で、信じられない様な野蛮な警官の行為が多々、録画され、そのお陰で、真実が明るみに出たケースも多々ある。(警察は任務中は一般人がビデオを撮るのは禁止しようとトライした州さえあった。)


警官はもしHis/Her life is in danger(自分達の命が危険だ)と感じたらdeadly force(殺傷能力のある武器)の使用を認められている事を十分理解し、パトカーにカメラがある事を承知し、彼等にとっての容疑者を押さえ込む際に、「俺の銃を取ろうとするな!」「抵抗するな!」なんて大げさにウソをわめいた事もあった。 (後に後から来ていきなり容疑者の車に前からぶつけたパトカーのダッシュボード・カメラにより、容疑者が全く抵抗する様子がない事が明るみに出て、釈放された。)

今回も、事実詳細はいまだ警官からははっきりせず、発砲数(*2)さえ明確にせず、各局のテレビでインタビューに応える目撃者が、1週間経っても、警察に質問されていない、と話す。

Medical Examiner(検察医)は捜査中の為、検死解剖詳細はノーコメントとし、08/17には遺族からの依頼での解剖が行われ、6発撃たれと公表(4発は腕で1発は顔、1発は頭。)。08/26のニュースはたまたまボイスメッセージを送ろうと録音中の男性の音声ファイルにて、更なる銃声4発が聞こえた。(テープの信憑性は08/27時点では、不確認。)

調査により本来の事実が出ると良い。自分自身に向かって来て攻撃しようとしたから、撃ち続けた(=justifiable | 正当化出来る)のか、降参のポーズで両手を挙げていたのに(=撃つべきではないのに)撃ち続け処刑するかの様に頭を撃ったのか現時点では明確ではない。

両手を挙げていたとする目撃者の証言を元に、マイケル家族・弁護士は語った:
Hands Up(「両手を挙げる」)は、"Universal sign of surrender"(「どこの世界でも降参する事を示すジェスチャーだ。」)


又、マイケルの死後、殺害された場所に花やキャンドルなどが飾られている道路に、警察は警察犬におしっこさせたり、パトカーを走らせ、飾りを踏みにじっている事も報告されている。(by All in w/Chris Hayes @msnbc on 08/27)

警官に対する市民の不信感 + 日常晒される警官達への危険な勤務での判断、今後、警官それぞれに小さなボディー・カメラをつけるべきとの動きもある。残念ながら、こういったモニタリング(監視)を警官にもしないと、悪徳警官の不正防止が出来ない、又、良い警官達の過激とも思える暴行の正当化が証明出来ない世の中だ。(* body camera from Rachael Maddow Show on 08/27/2014)


2-b. Officer Darren Wilson

一部の警官団体は「私達はダレン・ウィルソンだ。」と警官の肩を持っている様子も報道されていた。ウィルソンに非は全くない、との事だが、彼女達も、状況がなんであろうと、両手を上に挙げても、打ち続けるのだろうか・・・。それとも一般やメディアには公になっていない確かな情報で、ウィルソンの言い分が証明され、軽罪(Jaywalking)の注意から始まり、万引き(軽罪)の確認から相手が反抗し攻撃された、と、何発(最低6発)もの発砲での丸腰少年の殺害が正当化出来ると確証しての発言なのか。

どう道を歩くか程度で、いくら反抗的な態度を取ったとはいえ、反抗する市民をどう落着かせるか訓練はされていないものだろうか・・。もし抵抗する様子があったのであれば、スタンガンや催涙ガスの使用程度で収められないものだろうか?

差別意識の高い米南部テキサス生まれのウィルソン、警官として勤務して6年(ファーガソンで4年)(*5)、今回の判断は正当化出来るものだったのか、08/27付のニュースによると、捜査は10月までかかかるかも、との事だ。(by Rev. Al Sharpton - PoliticsNation @msnbc)

トレイヴォン・マーティン射殺事件後に多くの人が殺害者ジマーマンに募金したと同様、ウィルソン警官も多くの募金を集めていて(08/27時点で$400K)、そのサイトではかなりの人達が黒人差別を暴言している。(by petition e-mail from moveon.org)


3. 若者たちの若気の誤り、アメリカで知っておくべき常識

反抗期だったり、そうでなくても成熟しきれていない若者達で、喧嘩っ早い人達は世界中にいる。アメリカでは、警官に反抗すると逮捕されるし、暴力を警官に振るおうものなら、何倍にもなって返ってくる。無罪・軽罪で命を落としている黒人・他のマイノリティもたくさんいる。

今回の場合は警告なしの発砲との証言もあるが、警官などに"freeze,""stop" or "hold"(「止まれ![動くな]」「止れ」「待て」の通常の警告)と言われたら、少しも動くべきではない。手をバッグやポケットに入れようものなら、銃を出すと思い、又、少しでも動くと撃たれる。

身分証明書などを提示しようと財布を入れている胸ポケットに片手を入れたら、確実に撃たれる。IDがポケットにある、とだけ伝えるべきだ。

若気の至りでの余りに悲惨な結果。若者でなくても、ツマラナイ口論がエスカレートするケースだって、日常でどこの世界でもある。気をつけなければ、と再認識させられるものだ。


4. マイケル: 見かけ+αでの判断

黒人である事に加えて、マイケルは6'4"(1.93m)と大きな少年で、Big Mikeと呼ばれていた。 大柄な黒人を恐れる警官や一般人がたくさんいる。過剰な反応をする白人が多いのも日常でも目の当たりにするし、友人からも聞く。

又、如何に大柄だろうと見かけが厳ついていようと、それだけで他人を判断すべきではない。


5. Militarized Police / ミリタリー化した警官

9/11テロ以降、各地域の警官がミリタリーで使用しない武器で固める様になったらしい。Tear gas(催涙ガス)は国際戦争では使用を禁止されているが、ファーガソン警官、暴動者にでなく、静かな抗議運動をする人、マスコミにまで催涙ガスを投げ込んで、その様子がニュースで報道され、警官のミリタリー化の必要性の議論が始まった: 警官が市民に催涙ガスを撃ち続ける映像

* 戦争では禁止されているが、国内でのriot control(暴動鎮圧)での使用は合法らしい。(*6)

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マイケル・ブラウン写真 ©

Michael Brown Pics ©

»  マイケル・ブラウン

雑誌JETカバー(ジョーダン・デイヴィス):
Jet Magazine: Is Your Child Next?

ヘッダーの写真(トレイヴォン・マーティン):
theGrio.com

ヘッダー左のマイケル母親の写真: The New Yorker

下のマイケル写真一番左: black media scoop

上記以外の全ての写真: yahooo.com

事件・裁判詳細情報参照HP

Case / Trial Details Ref. HP

事件詳細の殆どはテレビ報道(主にmsnbc各種番組)より、及び、下記HPを参照。

» He Was 'Shot Like an Animal' (*1)
< huffingtonpost.com

» When youthful mistakes turn deadly by Eugene Robinson (*4) < Washington Post

» Not for Alleged Robbery(*5) < The Wall Street Journal

» Tear gas is a chemical weapon banned in war (*6) < The Washington Post

» Stopped Over Walking in Street < The Huffington Post 08/15/2014

» Police Brutality Against Black Men & the Black Community

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マイケル・ブラウン写真

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